ごろうの蕎麦

 

当店の蕎麦粉は有機無農薬で栽培した美味しい蕎麦を、時期に合わせて日本各地より取り寄せ、丁寧に石臼で挽いたものを使用しています

十年以上前のことです。当時私は自分の作っていた蕎麦と巷で美味しいと言われる蕎麦との違いにショックを受け、当時付き合いのあった製粉会社の工場に何度か足を運び蕎麦について学びました。
その時にいろいろと世話をして下さったのが、その製粉会社で蕎麦について研究している荒川氏でした。
自分で店を創めるにあたり、その荒川氏がこだわって作った蕎麦粉があるとのことだったので、当店では今のこの蕎麦粉を使っています。

只 今 の そ ば の ご 紹 介

品 種  キ タ ワ セ

生産地  北海道 弟子屈町

生産者  摩周そば生産組合

製 粉  荒 川 禎 友

一昨年天候被害を大きく受けた北海道は天気に恵まれ豊作の年となりました。弊社では8月・9月と北海道雨竜町の新ソバを出荷させて頂きました。雨竜の収穫方法は実だけを刈り取るダイレクトコンバインを用いた機械乾燥方式です。収穫時の玄ソバ水分が高くまだ茎も青々しているので、収穫機械・調整機械に大きな負担をかけます。他方、摩周は茎の根元を切り倒し、頃合いを見てピックアップするバインダー方式と呼ばれるものです。畑の上で玄ソバの水分が飛びますので、石取り・磨き・乾燥の調整処理が生産者にとっては容易になり好都合です。一見この方は短時間ではありますが天日乾燥とも言え、良さそうに聞こえますが、水分を持った玄ソバが日に当たる事で、玄ソバの種皮(甘皮)部で光合成反応が始まり、クロロフィルが失われてしまいます。その結果緑色の冴を失った淡いヌキ実となり、新ソバらしさに欠けるとお蕎麦屋さんからお叱りを受ける事が恒例でした。しかし一昨年の悪天候が災いしてか、畑に寝かしている時間を短縮する事を覚え、今年は例年にないほどの緑色を残した良品が収穫されました。

新ソバならではの色と香りをご堪能下さい。

宮本製粉株式会社 荒川禎友